第21課 コンピうイーター社会
コンピユーター社会は、確かに便利だ。パソコンがあねば何でもできる。家庭内にネツトワークを作り、テレビから駐車場まで全部リモコンで管理できる住宅作られでいる。そんら家に住んでいる人はみんな、とても便利で暮らしやすいと言う。電子マネーも試験できに使われている。わたしも使つてみたら、とても便利だつた。これが普及すれば、もう重い財布を持つ必要もないだろう。
ただし、便利になつたとはいえ、問題も残されている。まず、いつたん停電してしまうと、逆に何もらくらる。また、コンピユーターが故障しただけで電気も水道も止まつてしまう。
買い物もでけなくなる。
また、コンピユーターで管理きれている情報は、いつ、どこで、だれに見られるかをからない。クレジツトカードを盗まれて、困つた経験をした人も多いだろう。コンピューターワイルスも深刻な問題だ。ワイルスはいつたん感染すると、インターネツトを通じて世界中に広がつてしまう。
考えてみれば、昔はコンピューターがなくても、みんな何の不自由もなく生活していたのだ。私たちはコンピューターに依存する生活を見直したほうがいいのかもしれらい。
第22課 日本旅行の思い出
方さんは今年の夏、初めて日本へ旅行に行きました。
中国に戻って一か月が過ぎた。しかし今でも、日本での日々が昨日のことように思い出される。
日本でまず驚いたのは関西空港が海の上にあることだ。また、空港内のは未来都市のようだった。この空港に来る外国人は、きっと日本の科学技術のすばらしさを感じるはずだ。
夕方、京都に着いた。バスから外に出ると、とても蒸し暑い、サウナにいるようだった。京都は古い神社やお寺が多い。日本人はスーパーで買い物をすると聞いていたが、京都には小さな店も多い。旅館で日本料理を食べた。刺身はとてもおいしいかった。日本料理は色がきれいで、まるで一つの芸術作品のように思われる。
次の日、貴船に行った。貴船は京都の北にある観光地だ。店の下を冷たい水が流れている。むしあついきょうとだったが、ここにいると暑さを忘れそうだった。
第23課 コンビニ
コンビニというのは、一年365日、一日24時間いつも営業しているミニスーパーのことである。
コンビニの特徴は、狭いスーペーに日常生活に必要な物が、何でもそろっている点にある。棚の上には文房具のほかに、化粧品や石鹸などの日用品、お菓子などが並べてある。冷蔵庫には牛乳などが並んでいる。また、本や雑誌も置いてある。
これだけなら、スーパーと似ているが、それだけではない。日本のコンビにでは写真のDPEや配達の依頼、コピーまでできる。また、客は毎月の電気料金を銀行や郵便局ではなく、コンビニで払うこともできる。これはとても便利だ。店によっては、旅行の申し込みもできる。
また、コンビにではお弁当もよく売れるが、客に温かいお弁当を食べてもらうために、電子レンジが置いてあり、客は自由に使うことができる。これは日本らしいサービスだ。それため値段はスーパーより少し高いが、コンビニにはいつも客が多い。
第24課 楊君の日記
2月10日 雨
今日は春節です。中国では祝日だが、日本にいる私たちは、いつも通り学校に行った。
今日悲しいニュースがあった。韓君のお父さんがなくなった。63歳だったそうだ。おととしの交通事故の原因で、ずっと入院していたそうだが、家族の人は韓君を心配させないために最近まで知らせなかったらしい。
私のふるさとでは年々生活水準が向上し、社会が発展しつつある一方で、それにつれて多くの悲劇が生まれている。車が増えれば増えるほど豊かな社会になるという考え方は時代遅れだ、と先生も言っていた。一部の国や地域では車をやめて環境にいい自転車を使おうという動きがある。しかし、便利で豊かな生活を夢見ているわが国の人々に、「車を買うな」と呼びかけることは難しい。
今日、吉田君が日本の高校の歴史の教科書を見せてくれた。確かに戦争のことは書いてある。だが、その記述はあいまいだ。しかし、それでいいのだろうか。平和を守り、歴史を正しく認識することはとても大切だと思うのだが。
第25課 餃子作り
呂艶さんは京都大学の留学生です。呂さんのクラスは春節前に餃子パーティーをするこうになりました。そして、呂さんは餃子作りの先生役をさせられることになりました。明日は、いよいよその日。以下は準備に追われる呂さんの独り言です。
ああ、困ったわ。私は中国人とはいえ、湖南省の出身から一度も餃子を作ったことがないし、餃子も好きじゃないのに。大学時代は毎日、学生食堂で食べていたし、料理に関する知識なんて何もないのに、まさか日本で料理教室を開かせられるとは思わなかったね。
本当は王さんが適任なのに。東北の出身だから。私は女だけど料理をしたことはほとんどないのよ。ああ、頭が痛い。でも、やることになった以上、やはりがんばらなくては。
餃子は皮が丸くできるかどうか心配だわ。中身は何が…、肉は牛肉よりは豚肉ね。野菜もいるわ。卵も。今日のうちにスーパーで買っておかなければ。
餃子のほかにも何か作ることにしよう。中華セラだがいいわ。でも、辛くしたらだめ。日本人の口に合わないから。果物もいるし。……ああ、こうしてはいられない。
第26課 マイホーム
今わが国では、住宅購入は市民の最大の関心事の一つなっている。
かつてマイホームを持つことは、庶民にっとて夢のまた夢だった。しかし近年、人々の生活が豊かになって、住宅購入資金を銀行から借りることもできるようになり。夢は現実となったわけである。
マイホームの普及に伴って、人々のライフスタイルもかわっできた。洋風の家具を購入したり、日本と同様、玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えたりする家庭が増えているらしい。
もちろん日本でも、マイホームは庶民の夢である。ただ、日本では賃貸のアパートやマンション、1戸建てを借りで、それで済ませようとする人も少なくない。日本では転勤が多く、せっかくマイホーム買っても、また引越しをしなければならないという事情もある。
さてわが国では、家を買った後自分で内装をしなければならないことが多い。そのため、いろいろ苦労することになる。安く済ませたいと思う一方で、せっかくのマイホームだから立派なものにもしたい。。その矛盾に悩むのである。
第27課 お金は万能か
改革開放以来、中国の経済は発展し、市民生活も豊かになった。それで同時に、一部の人の間に拝金主義の風潮が出てきたのも事実である。
お金があれば、確かに、広くて立派な家に住める。ドイツ製の高級車でドライブして、毎日、おいしい料理が食べられる。イタリア製の靴を履くこともできる。スイス製の時計も買える。海外旅行にも自由にいける。家事が面倒なら、人に任せることもできる。
しかし、お金では決して買えないことがある。それは学問や人の心である。たとえどんなにお金持ちでも、一生懸命勉強しない限り、知識を身に付けることはできない。また、持つべき知識も持たず、善悪の判断もできず、大金を浪費することしかできないような人は、魅力的な人物と言えるだろうか。また、人は相手はお金持ちだというだけで、その人と結婚するだろうか。
誠実で、強い意志お持ち、正しい判断ができる人。知性とユーモアと寛容な精神を持っている人。そんな人が本当の友人や温かい家庭を持つことができて、幸せになれるのではないだろうか。
第28課 無事、日本につきました
佐藤陽一様
拝啓
先生、お元気でいらっしゃいますか。北京ではいろいろお世話になりました。
私は先月、無事、日本につきました。今は元気に大学院へ通っています。先生は私のためにわざわざ黒田教授へイーメールを送ってくださったそうですね。どうもありが
とうございました。また、そのお礼が送れて申し訳ありません。
先生がおっしゃったとおり、日本は清潔で便利な国です。しかし、最初、道に迷ったり、地下鉄を乗り間違えたりしました。でも、もう大丈夫です。
日本語で論文を書くのは楽ではありませんが、北京にいる間に先生がいろいろご指導くださったおかげで、何とかなりそうです。完成したらすぐお送りいたします。ご感想をうかがうことができれば幸いです。
お正月は日本へお戻りになりますか。それとも中国国内をご旅行なさるのでしょうか。先生が帰国されたら、みんなで餃子パーティーを開いて先生をお招きしたいと考えております。またお目にかかれる日を楽しみにしております。
敬具
2001年11月15日
程 玉華
第29課 失敗は成功の元
今日の午後、友人の好子が電話をかけてきた。今朝の飛行機でハワイへ旅行に行くはずだったが、事故で列車が遅れて、出発にまにあわなかったそうだ。ところが、その飛行機がエンジントラブルで引き返してきたという。おかげで今夜、一緒に行けろとのこと。運不運というのはなかなかわからないものだ。
父だって先月、自転車を盗まれ、「犯人を見つけたら決して許さん」と起こっていたけど、それ以来、駅まで二十分の距離を歩いて通うようになったら、体重が6キロも減って、出ていたおなかが目立たなくなった。
おとといの日本とフランスのサッカーの試合はその反対だ。日本が最初に2点とって、勝ったと思ったら、選手も安心しすぎたのか、結局、2対3で負けてしまった。逆転したフランスもすごいが、負けるにしてももう少しいい負け方をしてほしかった。
私はおととし、大学に入学したばかりのころ、中国語のテストの成績がとても悪かった。それで、その年の夏休みに奮起したから中国語が得意になって、この間のスピーチコンテストで優勝できた。もし、最初から成績がよかったら、1位になれたとは限らない。「失敗は成功の元」とは、なるほどよく言ったものだ。
第30課 旅に出よう
地図は年情報のデータベースだ。一冊の本の中に世界中の風景がある。いくら見ていても飽きることがない。
そこにはさまざまな発見がある。たとえば京都の道は北京同様、東西南北にまっすぐ走っている。港町の神戸には教会や坂や階段が多い。そんな都市の様子が見えてくる。
知らない町を想像の中で訪ねることもできる。数千の人々であふれる新宿、富士山の近くを時速250キロ以上の速さで走る新幹線…。まだ見ぬ景色を家の中で見ることができる。地図を見ることで鳥になってどこでも自由にいけるし、地図を見ることで鳥になってどこでも自由にいけるし、つきになって地球全体を見ることさえできる。
電子地図とは、何千ページ分もの情報が入っているCD―ROMのことを言う。そして、私たちはキーボードをたたくだけで、何でも見ることができる。しかも必要な情報が必要なだけ取り出せる。
それでも、やはり本当のたびの魅力は捨てがたい。お金と時間を使って苦労しに行くようなものだが、そこには感動がある。喜怒哀楽と冒険と見知らぬ人々との出会いがある。
若者よ、今こそ旅に出よう。大学という箱の中から飛び出して、未知の島へ泳いで行こう。
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